未成年の女性とピルの画像

最近は、ピルの服用率が日本でも増えてきました。成人している方はもちろん、未成年の方も少しずつですが服用率が増えているようです。未成年とピルに焦点を当てて色々とご紹介していければと思います。

経口避妊薬のピルは血圧を上げてしまう

血圧が高くなると動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞など命に関わる病気になってしまうリスクが上がってしまいます。本人に体調変化などの自覚症状がほとんどないため、健康診断などで血圧測定を行って初めて気づき治療をスタートさせるという人がほとんどです。ピルは毎日飲むことで避妊を行うことができる経口避妊薬ですが、副作用の一つとして血圧を上げてしまう作用があると言われています。これはピルに配合されているホルモンの影響を受けてしまうのが原因だと言われています。ホルモンは本来血液中のコレステロールから必要な量だけ生成されているのですが、ピルはそのホルモンを体外から摂取することでコントロールし、身体を妊娠している時と同じような状態にすることで排卵をストップさせる働きがあります。微妙なバランスで保たれているホルモンを体外から摂取してしまうと排出することが難しくなってしまい酸化コレステロールとして血管や組織に蓄積してしまいます。
病院でピルを処方してもらう前に血圧測定を行うことは世界保健機構が推奨している「低用量ピルの処方前に推奨する検診」とされています。
ピルに配合されているエストロゲンという女性ホルモンは妊娠中に多く分泌されるホルモンなのですが、妊娠や出産中に妊婦が出血してしまうと母子ともに危険な状態になってしまうため、出血してもすぐに止めるために血液を凝固しやすくする性質があります。そのため、もともと血圧が高い人がピルを飲むことでさらに血圧が高くなってしまうと、高血圧が引き起こしてしまう動脈硬化や血栓症などになってしまう可能性が高くなります。そのため、処方前の検査で数値が高い場合にはピルの処方自体が見送られてしまう可能性があります。